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自民党、主な党人事発表へ

2012年12月17日 12:55
自民党、主な党人事発表へ

 衆議院選挙での圧勝から一夜明けた17日、自民党本部には幹部が集まり、今後の国会日程や政権運営の方針などについて協議している。人事については総裁一任を決める見通し。

 安倍晋三総裁は17日朝、「我々の予想以上の議席を獲得できましたから、それだけ責任は重いと」と述べ、改めて大量議席獲得の責任の重さに触れた。

 安倍総裁は、今回の圧勝について、民主党政権に対して国民がノーをつきつけたもので自民党に厳しい目が向けられていることに変わりはない、と自戒の言葉を繰り返してきた。自民・公明両党あわせて衆議院の3分の2を超える議席という大きな力を得て、今後、何を実行するのかが厳しく問われることになる。

 安倍総裁は17日午後2時から記者会見し、政権構想などについて説明して、主な党人事についても発表することにしている。

 これまでに、石破幹事長の続投が固まった他、内閣の要となる官房長官には菅幹事長代行や細田総務会長の名前が浮上している。また、安倍総裁の盟友である麻生元首相が財務相に取りざたされている。

 一方、公明党との連立に向け、17日から政策協議を行い、18日に党首会談をした上で、早ければ18日中に合意文書を取り交わす運び。

 安倍総裁は、次の首相を決める特別国会をなるべく早く召集したい考えで、18日以降、現政府と協議し、26日に召集、その日のうちに組閣を行い、安倍新内閣を発足させたい考え。