林官房長官、周囲に出馬意向伝える 自民総裁選
林官房長官が、来月の自民党総裁選挙に出馬したい考えを周囲に伝えたことが分かりました。
林長官は、解散を決めた岸田派で座長を務めていて、総裁選に出馬したい考えをほかの岸田派の幹部らに伝えたことが分かりました。週明けにも岸田派に所属していた議員らに相談し、理解を得た上で、出馬を表明したい考えです。
官房長官に就任以来、ナンバー2として岸田政権を支えてきましたが、岸田首相が不出馬を表明したことを受け、出馬の意向を周囲に伝えた形です。
小林鷹之前経済安保担当相「複数の同僚議員からそういうお声をいただいてるというのは事実です。それをしっかりと受け止めて、自分で最終的には判断をしたいと思います」
一方、来週19日に会見を開き出馬を表明する方向で調整している小林前経済安保担当相は、このように述べた上で「最後、進むかどうかは政治家なので自分で決めることだ」と強調しました。
茂木幹事長「(Q.総裁選への考えは?)夏の間考えます」
また、出馬の意欲を示している茂木幹事長は17日、岸田首相が不出馬を表明して以降、初めてカメラの前で記者団の取材に応じましたが、自身の出馬については、これまで通りの発言を繰り返しました。
一方、河野デジタル担当相は、自身が所属する派閥のトップである麻生副総裁の了承が得られたことなどから、出馬の意向を固めたことが分かりました。麻生派には54人の議員が所属していますが、麻生派を中心に、立候補に必要な推薦人20人は確保できる見通しです。