安倍首相は、就任後初めての外遊として、１６日からインドネシア、タイ、ベトナムの東南アジア３か国を訪問することが決まった。

　菅官房長官は「この地域の平和と繁栄を確保していくためにＡＳＥＡＮ（＝東南アジア諸国連合）諸国と協力関係を強化していくことが重要」と述べた。

　安倍首相は当初、初の外遊として、アメリカ訪問を目指していた。しかし、大統領の就任式などを控えるアメリカ側から月内の首脳会談開催は困難との認識が示されたため、訪米を見送り、東南アジア訪問を決めた。

　東南アジア諸国との関係を強化することで、台頭する中国の動きをけん制する狙いもありそうだ。