汚職撲滅を…インドネシア大統領就任式
20日、インドネシアのジャカルタでジョコ新大統領の就任式が行われ、海洋国家として存在感を示すとともに、汚職撲滅に取り組む決意などを示した。
就任式は首都ジャカルタで行われ、日本の福田元首相やアメリカのケリー国務長官らが出席した。ジョコ新大統領は、中国とASEAN(=東南アジア諸国連合)の一部が対立する南シナ海問題を念頭に、「海は私たちの未来だ。自信を持って海洋国家として存在感を示したい」と決意を示した。
ジャカルタ特別州知事だったジョコ大統領は53歳、貧しい家庭に育った「庶民派」として知られ、貧困層向けに医療や教育などの無償化を進める考え。
また、前のユドヨノ政権が閣僚の汚職で国民の支持を失っていることから汚職の撲滅も訴えているが、国会では少数与党となっていて、厳しい政権運営も予想される。