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1票差で補正予算成立 野党の反応は

2013年2月26日 22:18
1票差で補正予算成立 野党の反応は

 26日、総額13兆円を超える今年度補正予算が「1票差」で可決・成立した。採決での対応が分かれた野党の反応は以下の通り。

 反対票を投じた民主党・海江田代表「衆議院の段階では民主党単独の修正案だったが、参議院では(野党)4党がそろいまして、修正案を出した。これは、野党の協力関係の大きな一歩だと思う」

 反対票を投じたみんなの党・渡辺代表「(野党案の)中身を見ると、みんなの党の案が土台になっている。今まで、みんなの党が修正案を出しても単独で否決されるのがオチだった。前の(衆議院)選挙以降、みんなの党の修正案に他党が乗っかってきてくれるのは大きな前進だ」

 賛成票を投じた日本維新の会・松野国会議員団幹事長「1票差だったみたいですね。すごいですね。今回の補正予算なり、本予算なりへの賛否と、政局的な参議院選挙の協力とか、野党共闘というのは別のものだと思っている」

 野党の足並みがそろっていないことが今回の採決で浮き彫りとなった形だが、民主党・桜井政調会長は、27日に野党9党の政策担当者で集まり、来年度の本予算案の修正について協議を始めたいとしている。