春の褒章の受章者が決まり、学術や芸術などの分野で功績のあった人に送られる紫綬褒章にシンガー・ソングライターの松任谷由実さん（５９）らが選ばれた。

　松任谷さんは、長年にわたって広く人々に親しまれる作品を数多く発表し、日本の芸術文化の発展に貢献したことが評価されての受章となった。

　松任谷さんは「今回の受章の向こう側には、今まで私の歌を愛してくれた人たちがいます。１曲１曲にこの人たちの『想い』がつまっています。これからもこの想いを胸に歌っていきたいと思います」とのコメントを発表した。

　また、バレエダンサーとして世界的に活躍する熊川哲也さん（４１）も紫綬褒章に選ばれた。

　熊川さんは会見で「国の評価がいただけたということは、とても責任ある立場になってきたのだな、というふうな気持ちです」と述べた。

　今年の春の褒章には７２３人と１３の団体が選ばれている。