日本維新の会の石原共同代表が１８日、橋下共同代表の慰安婦問題などをめぐる一連の発言について「一言謝る必要がある」などと述べたことについて、橋下共同代表は「間違ったことは言っていない」と、改めて謝罪しない考えを明らかにした。

　１８日に行われた日本維新の会の役員会で、石原共同代表は「厳しい選挙情勢を招いた責任はあるから、責任者として仲間に一言謝る必要がある」などと橋下共同代表に苦言を呈した。これに対し橋下共同代表は１９日、次のように述べた。

　橋下共同代表「党内でこういう議論があることも、有権者の皆さんに知っていただくということでは、いいことなんじゃないでしょうか。党内、まったく僕の考えだけでまとまっているわけではないと。慰安婦問題に関してはまだ間違ったと思っていないから、有権者の皆さんに理解を求めるように」

　橋下共同代表は、改めて慰安婦発言については謝罪しない考えを示した。

　小沢国対委員長「あまり党内でそういった話が出るのは、今の時点では芳しくないのかもしれません」

　２人の共同代表の発言について、党内からは都議選や参議院選挙への影響を懸念する声があがっている。