２６日の会期末を前に、国会では与野党の攻防が続いている。与党側は平田参議院議長に対する不信任決議案の提出を決めた。

　衆議院の小選挙区を「０増５減」するため区割りを見直す法案を巡って始まった与野党の対立は、ここにきて激しさを増している。「０増５減」の区割り見直し法案を審議する参議院の特別委員会は、２１日午前１１時から開会される予定だったが、まだ始まっていない。

　与党側は２１日の参議院本会議で区割り見直し法案の採決を求めていたが、野党側の反対でこれがかなわなかった。与党側は「採決を先送りして参議院の意思を示さないのはあり得ない」として、平田議長への不信任決議案を２１日に提出する方針を確認した。

　区割りの見直し法案が参議院で採決されなかった場合でも、与党側は憲法の規定に基づき、来週、衆議院の本会議で再可決して成立させる方針だが、国会の終盤にきて与野党の攻防は激しくなっている。