安保法案「採決時期」めぐり与野党が攻防
安全保障関連法案をめぐり、与党側は今月中旬に衆議院を通過させたい考えだが、野党側は反発している。
安全保障関連法案について、衆議院の特別委員会は3日も審議を行う他、6日には沖縄などで参考人質疑を行う。自民党の勉強会で若手議員が「マスコミをこらしめる」「沖縄の世論は左翼勢力に乗っ取られている」などと発言した問題を受け、与党内からは審議への影響を懸念する声も上がっている。
一方、野党側だが、維新の党は2日午後、対案を正式決定した上で、来週以降、国会に提出する方向。与党側は今月15日には特別委員会で法案の採決に踏み切りたい考えだが、維新の党の幹部は2日、「対案を審議する時間が必要だ」として、15日の採決には応じない考えを示した。法案の採決をにらみ、与野党の攻防が続いている。