東シナ海に中国ガス田開発か、政府「懸念」
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東シナ海のガス田開発をめぐり、菅官房長官は3日の会見で、中国が新たな施設の建設作業を始めた可能性があり、「重大な懸念」を伝えたことを明らかにした。
菅官房長官は会見で、東シナ海の日中中間線の中国側約26キロの地点で、中国の大型海上クレーン船が新たなガス田関連施設の建設と思われる作業を行っているのを、日本政府として確認していることを明らかにした。
菅官房長官は「わが国としては、東シナ海の境界が未確定である中、日中双方の主張が重複するこの海域において、中国側が一方的に開発を進めることは認められない」とした上で、外交ルートを通じ、中国側に「重大な懸念を伝えた」と述べた。
東シナ海のガス田開発は、2008年に日本と中国がガス田「白樺」を共同開発することなどで合意はしたものの、その後、共同開発は全く進展していない。