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9党首、参院選に向け「ZERO」で論戦

2013年7月4日 4:10
9党首、参院選に向け「ZERO」で論戦

 与野党9党の党首が3日夜、日本テレビの「ニュースZERO」に出演し、論戦を繰り広げた。

 自民党・安倍首相「デフレ脱却、経済再生に全力を尽くしてきました。その是非を問う選挙。ねじれを解消して安定した政治勢力のもとに改革を実行し、日本経済を再生していきたい」

 民主党・海江田代表「異次元の金融緩和をやる訳ですから、当然、副作用があるんですよ。私はむしろ、安倍首相の口から『やっぱり副作用はある』と。『その副作用に対して、こういう手当てをやっているんだ』と。ぜひ、おっしゃっていただきたい」

 日本維新の会・橋下共同代表「農業の分野であれば農協改革、医療の分野であれば混合診療の解禁。外国人観光客を呼び込むためにはカジノの解禁」「社会保障の抜本的改革のためには、年金の支給開始年齢日を段階的に引き上げる」

 公明党・山口代表「過去平均給与、デフレが10年間続きましたから、10%下がっているんですね。これをまず取り戻して、物価上昇率を上回るような家計の所得を達成する」

 みんなの党・渡辺代表「消費増税は野田政権が決めた話であって、『アベノミクス』とは全く異質の存在なんです。何で安倍首相がそれにこだわるのか。凍結するなら、今でしょ」

 生活の党・小沢代表「年金をきちんと改革して老後の安定を図っていく。消費税(増税)を当面凍結して、可処分所得を減らさないようにしていく」

 共産党・志位委員長「『アベノミクス』に国民所得を増やす矢は一本も無い。所得を奪う毒矢ばかりだ」「所得を奪う政治から所得を増やす政治に」

 社民党・福島党首「今、働く人がどういう状況か。これを変えないで、壊す方向。生活破壊、雇用破壊、地方破壊ではなく、一人一人の暮らしと雇用の立て直しと現実化をやっていく」

 みどりの風・谷岡代表「働いているのに貧困な若者たちをつくり出してしまっている現状がある。(企業に対する)罰則規定をきっちりと設けて、これを変えなければならない」

 参議院選挙は今月21日に投票が行われ、即日、開票される。