×

安倍首相“尖閣問題”などASEANに説明

2013年10月9日 22:15
安倍首相“尖閣問題”などASEANに説明

 ブルネイを訪問している安倍首相は9日、ASEAN(=東南アジア諸国連合)との首脳会議に出席し、日中が対立している沖縄・尖閣諸島の問題などについて説明した。

 安倍首相「私は就任以来、ASEANの国々を歴訪してまいりました。このブルネイで8か国目となります。これは日本のASEAN重視の証しにほかなりません」

 安倍首相は各国首脳に対し、尖閣諸島をめぐって中国との間で緊張関係が続いていることについて、「毅然(きぜん)として冷静に対応している」と説明した。また、フィリピンなどASEANの一部の国が中国との間で南シナ海での領有権をめぐって対立していることを踏まえ、「力による現状変更の動きを大変懸念している。日本とASEANの共通の課題として連携していきたい」と述べた。

 これに対し、複数の首脳からは「法の支配が非常に重要だ」との指摘が出たという。