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上半期の空自緊急発進、99回増の308回

2013年10月9日 23:03
上半期の空自緊急発進、99回増の308回

 防衛省は、今年4月から9月末までの上半期における航空自衛隊による緊急発進(=スクランブル)について公表した。

 今年度上半期の緊急発進は308回で、去年の同時期と比べて99回増加した。このうち8月に、ロシアの爆撃機2機による領空侵犯が1回あった。国別では中国機が149回と最も多くなったが、去年9月に沖縄・尖閣諸島を国有化して以降、過去最多となった去年の下半期に比べると88回減少している。このうち、7月と9月には中国の爆撃機などが沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋まで飛行した。

 また、9月には中国機とみられる無人機の飛行を初めて確認したことから、防衛省・自衛隊では無人機に対する緊急発進の対処方針の策定を急いでいる。