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「婚外子」民法改正案、今国会で成立へ

2013年11月12日 17:28
「婚外子」民法改正案、今国会で成立へ

 結婚していない男女の間に生まれた子ども、いわゆる「婚外子」に対する遺産相続の格差をなくす民法の改正案について、政府は12日、閣議決定した。今の国会で成立する見通し。

 現在の民法では、婚外子の遺産相続分について、法律上の夫婦の子どもの2分の1と定めている。この規定をめぐっては、最高裁判所が今年9月、憲法に違反するとの判断を示していた。

 これを受けて、12日に閣議決定された民法改正案では、婚外子の遺産相続分について、法律上の夫婦の子どもの2分の1とする規定を削除し、遺産相続を同等とする内容になっている。この改正案には民主党などの野党も賛成する方向で、今の国会で成立する見通し。