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空自の次期主力輸送機に破損トラブル

2014年1月17日 16:59
空自の次期主力輸送機に破損トラブル

 不具合により配備が遅れている航空自衛隊の次期主力輸送機「C-2」が今月、試験中に貨物扉などを破損するトラブルを再び起こしていたことが分かった。

 問題が起きたのは、老朽化する航空自衛隊の「C―1輸送機」の後継機として開発中の「C―2輸送機」で、防衛省は南西諸島の離島防衛や国際平和協力活動で使うとして2014年度中の配備を目指している。

 今月7日、岐阜基地で機体の強度を確認するため、気圧試験を行っていたところ、貨物扉や機体が破損したという。C―2輸送機は当初、2011年度に配備する計画だったが、不具合が続いたため、2014年度へ先送りしていた。今回、再びトラブルが起きたことで、配備が更に遅れる可能性が出ている。