みんなの党の渡辺代表が化粧品会社の会長から多額の借り入れをしていた問題で、浅尾幹事長は４日、渡辺代表に電話し、党内で代表の辞任を求める声が広がっていることを伝えた。

　浅尾幹事長は、これまで衆参両院の所属議員から意見の聞き取りをしてきたことを踏まえ、渡辺代表に４日に電話し、党内で代表の辞任を求める声が広がっていることを伝えた。浅尾幹事長によると、渡辺代表は「そうですか」と述べるにとどまり、進退についての発言はなかったという。

　こうした中、みんなの党の２人の議員が４日夜に会見し、渡辺代表の辞任を求めた。

　佐藤正夫議員「みんなの党に迷惑かけたことも事実です。ぜひ代表には、代表を一度退いていただくことがいま必要だと思う」

　和田政宗議員「国民の皆様に納得していただくまで、代表を一旦ご退任いただいて、説明責任を果たしていただきたい」

　渡辺代表は体調不良を理由に先月２８日以降、公の場に姿を見せておらず、その対応が焦点となっている。