日本と韓国両政府は１３日、両国間の懸案について話し合う外務省の局長級協議を１５日に日本で開催すると発表した。

　外務省の局長級協議は、先月、韓国・ソウルで開催され、いわゆる従軍慰安婦問題を巡り意見交換が行われた。今回は、韓国の李相徳東北アジア局長が１５日に東京を訪れ、伊原アジア大洋州局長と協議する。

　協議では、慰安婦問題に加え、戦時中に日本に徴用された韓国人が日本企業を相手取り、損害賠償を求めている問題などが取り上げられる見通しで、岸田外相は「信頼関係を積み上げて、高い政治レベルでの対話にもつなげていきたい」と話している。