民主党の海江田代表は６日、みんなの党の浅尾代表と、結いの党の江田代表と、相次いで党首会談を行った。民主党内では海江田代表の交代をにらんだ代表選の前倒しを求める声もあがっており、これをけん制する狙いがあるものとみられる。

　みんなの党の浅尾代表との会談では、お互いの政策について協力できるものは何か、政策責任者のレベルで検討していくことや、来年春の統一地方選挙で競合する選挙区で、候補者の調整を行うことを確認した。

　民主党・海江田代表「やっぱり今のような自民党だけが強力であるという状況は、日本の政治にとってよいことではない。その意味ではお互い力合わせをできるところはしていこうということで」

　また、その後に行われた結いの党の江田代表との会談では、安倍政権に対抗するため、安全保障や経済政策などをめぐり、来週以降、政策責任者のレベルで協議を始めることで一致した。

　民主党内では、来年９月までが任期の海江田代表に対し代表選前倒しを求める声もあがっていて、海江田代表としては野党との連携に積極的な姿勢を打ち出すことで、けん制する狙いもあるものとみられる。