病院での携帯電話使用、原則OKに
これまで病院での携帯電話の使用を厳しく制限してきたガイドラインが更新され、使用制限が大幅に緩和されることになる。
総務省や携帯電話会社などがメンバーの「電波環境協議会」が19日に発表した新しいガイドラインでは、携帯電話と医療機器の性能が向上して電波による影響が大幅に減ったことなどから、「利便性・生活の質の向上のため、医療機関でも患者らの携帯電話使用は可能な限り認められることが望ましい」と、これまでの方針を全面転換した。
一方、手術室などでは引き続き電源を切ることを推奨し、カメラ機能はプライバシー保護や情報管理のため原則禁止が適切とした他、マナーの観点から多人数病室での通話は制限されることが望ましいとしている。
今後は、各医療機関がこのガイドラインを基に新たなルールを定めることになる。