×

日露首脳会談「困難な状況でも対話を重視」

2014年10月17日 22:26
日露首脳会談「困難な状況でも対話を重視」

 イタリア・ミラノを訪問している安倍首相は17日、ロシアのプーチン大統領と約10分間会談し、今後も政治対話を重視することで一致した。

 会談で、安倍首相は「困難な状況下でも日露間の政治対話の継続を重視している」と述べた。ウクライナ情勢をめぐる日本の経済制裁にロシア側が反発する状況も起きていたが、北方領土問題など日露関係の前進のためにも政治対話が重要だとの認識を示したもの。プーチン大統領もこれに賛同し、来月、北京で行われる国際会議の場で改めて会談することで一致した。

 また、ウクライナ情勢については安倍首相が「停戦合意の完全な履行が確保されるよう、指導力の発揮に期待したい」と述べたのに対し、プーチン大統領は「プロセスはゆっくりと動いているものの、依然として立場の違いがある」との考えを示した。