×

予算委集中審議 野党が首相の任命責任追及

2014年10月30日 14:21
予算委集中審議 野党が首相の任命責任追及

 衆議院予算委員会の集中審議で、野党側は辞任した小渕前経産相ら、相次ぐ閣僚の政治資金問題について安倍首相の任命責任を追及している。

 29日、自らの政治団体の収支報告書に記載ミスが発覚した民主党の枝野幹事長が、安倍内閣の閣僚は政治資金の問題で「十分な説明をしていない」と追及した。

 枝野幹事長「残念ながら小渕前大臣は大臣をお辞めになりましたが、国会でしっかり説明すると言っていたが、その後全く説明をいただいていない。きちっと説明するべきだという指示はされてきたのか。それともされてませんか。これからされるつもりはありますか」

 安倍首相「もちろんしっかりと説明すべきだと指示をしているし、各大臣もそのように説明をしていると承知している。国民が期待しているのは、しっかりと政策を議論し、前に進めていけということでもないかと思う」

 また、枝野氏は、江渡防衛相が政治資金収支報告書を訂正した問題を取り上げ、「十分な説明がないまま、要求した資料が提出されていない。総理としてしっかりと指導力を発揮してほしい」と提出をうながすよう求めた。これに対し、安倍首相は、「江渡大臣は、誠意をもって説明している」と述べ、江渡防衛相は説明を尽くしているとの認識を示した。