×

公示まであと3日 与野党幹部が各地で演説

2014年11月29日 17:39
公示まであと3日 与野党幹部が各地で演説

 衆議院選挙の公示まであと3日となった29日、与野党の幹部は各地で演説を行うなど事実上の選挙戦を本格化させている。

 自民党・安倍総裁「2年間、我々は政策を前に前へと進めてまいりました。経済最優先で取り組んできた。この道しか皆さん、ないんです。やっとやっと回り始めたこの経済の好循環をこの流れを止めるわけにはいかない」

 民主党・海江田代表「やっぱり格差が広がってしまったんですよ。一部の企業は円安によって潤っていますけれども、それが本当に働いている人たち、とりわけ中小企業、零細企業、そこまでとてもじゃないけれども、行きわたっていない」

 維新の党・江田共同代表「いくらアベノミクス、アベノミクスと言っても全然生活は良くならない。給料も下がっている。これでは何のためのアベノミクスなんでしょうか。我々は自民党ではできない、まったくしがらみはありませんから、既得権益を打破して成長分野に新しい血を入れていくんです」

 公明党・山口代表「消費税、なぜダメか。所得の低い人に負担が重いからダメだって、そういうことを言うんです。だからこそ、そういう人たちに負担が軽くてすむ軽減税率をやれ、そう言ってきたただひとつの政党は公明党ではありませんか」

 次世代の党・平沼党首「日本人は自立をしなければならない。日本というのは保守にいかなければならない。今、生きている我々は次なる時代に責任を持っていかなければならない」

 共産党・志位委員長「アベノミクスがもたらしたものは、格差拡大と景気悪化だけだったのではないでしょうか。共産党は暮らし第一で、経済を立て直す政治への転換を訴えております」

 生活の党・村上幹事長代理「企業間格差、あるいは国民の中の所得の格差、また雇用の格差がはっきり現れてきたこの現実の中で、政策を大きく転換する必要がある。その局面を打開する選挙だ」

 社民党・吉田党首「消費税は増税して大企業には減税する。様々な補助金をつける。今の安倍政治を続けるのか、やめさせるのか、それが問われる衆議院選挙です」

 総選挙は来月2日公示、14日に投開票が行われる。