政治とカネを巡る問題が相次ぐ中、民主党の枝野幹事長と、維新の党の松野幹事長が会談し、政治資金規正法の改正に向け、他の野党にも呼びかけて議論していくことで一致した。

　法律で禁止されているにもかかわらず、補助金を交付された企業による献金が相次いでいることから、民主党は今月２０日頃までに政治資金規正法を改正し、違反した企業への罰則を強化するなどとした党の案をまとめることにしている。

　６日の会談で、民主党の枝野幹事長はこうした方針を説明すると共に、他の野党と協議していきたいと提案した。

　これに対し、維新の党の松野幹事長も「政治資金は全ての政党に関わることだ」などと応じ、他の野党にも呼びかけて議論していくことで一致した。

　ただ、改正を巡っては野党の間でも考え方に隔たりがあり、とりまとめは難航しそうだ。