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海上自衛隊で最大 護衛艦「いずも」が就役

2015年3月25日 15:50
海上自衛隊で最大 護衛艦「いずも」が就役

 海上自衛隊で最も大きな護衛艦となる「いずも」が25日、就役した。

 護衛艦「いずも」は全長248メートルで、乗組員は約470人。約1200億円をかけて建造された。哨戒用のヘリコプターなど9機を搭載できる他、艦首に水中の音を探知する高性能のソナーを装備している。日本周辺の海域で活動を活発化させる中国の潜水艦などを探知する能力が高いことが特徴。また、今後、陸上自衛隊に配備される新型輸送機「オスプレイ」を発着艦させることもできる。高い通信機能と併せて、有事の際には洋上の「司令塔」として、作戦の中枢を担うことになる。

 ただ、「いずも」は戦闘機を搭載する機能がないことから、防衛省は空母とは異なるとしている。