海上自衛隊 最新鋭哨戒機「P1」公開
中国が活動を活発化させる東シナ海での警戒監視活動の要となる、海上自衛隊の最新鋭の哨戒機P1が公開された。不審な潜水艦などをすばやく見つけ出すことができる、高性能の哨戒機だ。
エンジンや機体、レーダーシステムなどが全て純国産の哨戒機であるP1は、4発のエンジンを搭載し、現在のP3C哨戒機と比べて速度が速く、より長い時間、警戒監視活動ができる。また、潜水艦を探すための音響探知機も性能を向上させ、自動式でより多く投下できるなど最新型の潜水艦にも対処できる能力を備えている。
P1は1機約205億円だが、防衛省は今後70機を導入する計画で、中国軍の動きをにらんで沖縄県の那覇基地にも配備する予定。また、来月にはイギリスの航空ショーに初めて持ち込むなど、海外への売り込みも強化していく方針。