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首相が米議会で…注目の“演説”まもなく

2015年4月29日 23:39
首相が米議会で…注目の“演説”まもなく

 アメリカを訪問中の安倍首相はまもなく、日本の首相として初めてアメリカ議会の上下両院合同会議で演説する。演説が行われるワシントンの議会前から竹内真記者が伝える。

 Q:演説はどのようなものになりそうか?

 安倍首相は、第2次世界大戦への反省を表明する見通し。また、歴代内閣の歴史認識を継承する考えを示すことで、一部にある安倍首相が歴史を修正しようとしているとの見方を払拭(ふっしょく)したい考え。

 首相周辺によると、演説では過去の反省だけではなく、戦後、日米両国が和解し、協力して世界に貢献してきたことを強調するだろうという。また今後、日米同盟を強化し世界の平和と安定に貢献していく考えを訴える見通しで、全体としては未来志向のものとなりそう。

 Q:演説を前に安倍首相はどんな様子か?

 安倍首相は宿舎の部屋でも演説の練習を行っているということで、相当、力が入っていることがうかがえる。演説内容が受け入れられれば、戦後70年の首相談話を前に歴史認識の問題で大きなハードルを越える形となるので、安倍首相にとって大きな勝負の場となる。