戦後70年談話「未来志向のものにしたい」
アメリカを訪問中の安倍首相が同行記者団と懇談し、戦後70年の首相談話について、歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいくとした上で未来志向のものにしたいとの考えを示した。竹内真記者が中継。
談話について、安倍首相は「今後、日本としてどのような国を目指すのか、世界に発信できるようなものを考えていきたい」と述べた。
安倍首相は、記者団に対し「先の大戦への反省や平和国家としての歩み」とともに、未来志向のメッセージを談話に盛り込みたいと強調した。談話を終戦の日の8月15日に発表するのかとの問いには、「どういう形式でどのタイミングで出すか検討中だ」と述べるにとどめた。
また来年、日本で開催するG7サミットの開催都市については、「今の段階でも迷っている」とした上で、現在、立候補している8都市の中から選ぶ考えを示した。
9月の自民党総裁選については、「まずは総裁選のことよりも、この国会で結果を出していくことに全力を尽くしていきたい」と述べる一方、今回の訪米でも「経済最優先で取り組む中、日本がこの2年で変わってきているとの評価を頂いている」として、自らの政権運営に自信をのぞかせた。