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報道圧力発言 安倍首相「大変遺憾だ」

2015年6月26日 18:01
報道圧力発言 安倍首相「大変遺憾だ」

 自民党議員が会合で「マスコミをこらしめるには広告料収入がなくなるのが一番」などと発言した問題で、安倍首相は26日、国会で「大変遺憾だ」と述べた。

 問題の会合は、自民党の若手議員が25日に開いたもので、作家の百田尚樹氏が講師として招かれた。出席した議員の1人が百田氏に対し、「マスコミをこらしめるには、広告料収入がなくなるのが一番。百田氏が経団連に働きかけをしてほしい」などと求めた。また、井上貴博議員は「テレビの提供スポンサーにならないことが一番こたえるだろう」などと発言した。

 こうした一連の発言について、野党側は国会で厳しく批判した。

 民主党・寺田学議員「総理、もしこれが本当だとしたら、私は本当にゆゆしき問題だと思いますよ」

 安倍首相「それが事実であるとすれば、それは大変、遺憾ではあります」

 さらに、野党側が「おわびするべきでないか」とただしたのに対し、安倍首相は「その場にいないのに勝手におわびすることはできない」と述べる一方、「報道の自由を尊重するのは一貫した私の立場だし、党としてもその立場を貫いているところだ」と話した。

 発言をした井上議員は26日午後、「誤解を招いたとすれば申し訳ない。報道を規制するとか、企業に圧力をかける考えはない」とのコメントを発表した。