集団的自衛権の限定的行使や自衛隊の世界規模での活動拡大を含む安全保障関連法案は１６日午後、衆議院の本会議で採決され、自民・公明などの賛成多数で可決され、参議院に送られる運び。

　１５日に開かれた衆議院の特別委員会では民主・共産両党が法案の採決には加わらずに抗議したほか、維新の党が退席したが、自民・公明の賛成多数により可決された。これを受け法案は１６日午後の衆議院本会議で採決される予定。

　民主・維新・共産など野党５党は１６日の採決に強く反発しており、採決には加わらない方針だが、与党などの賛成多数で可決される見通し。

　政府・与党は、今の国会で法案を成立させる考えで、できるだけ早く参議院での審議に入りたいとしている。