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G7サミット、ロシア産石油の上限価格設定へ最終調整 ロシア資金源の枯渇狙う

2022年6月27日 23:42

G7サミット(=主要7か国首脳会議)は27日、ロシア産石油の上限価格を定め、それより高い値段では買わない仕組みを作るべく最終調整しています。

G7各国は、ロシアがウクライナ侵攻の戦費を石油輸出で賄っているとみていて、その上限価格設定にはロシアの資金源を枯渇させる狙いがあります。

一方、G7サミットにオンライン参加した、ウクライナのゼレンスキー大統領は、防空システム供与やロシアへの制裁の一層の強化を求めました。

フランス大統領府によりますと、ゼレンスキー大統領は“冬には戦況がこう着する恐れがある”として“一刻も早く戦争を終わらせる必要がある”と訴えたということです。

また、日本の岸田総理は、ウクライナの穀物輸出再開や、食糧価格の高騰に苦しむ中東・アフリカ諸国に向け、新たにおよそ2億ドルを拠出すると表明しました。