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日本政府 北ミサイル発射に備え警戒強める

2016年1月29日 13:14
日本政府 北ミサイル発射に備え警戒強める

 アメリカの研究機関「38ノース」が28日、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射施設の新たな衛星写真を公表し、「発射準備の初期段階にある」との見方を示した。日本政府も警戒を強めている。

 岸田外相は29日、アメリカのケリー国務長官と約30分間電話会談を行った。北朝鮮に対し断固とした対応をとるため、日米両国で緊密に連携・協力していくことを確認した。岸田外相は、記者団に対し「国民の安全と安心の確保に万全を期す」と強調した。

 また、中谷防衛相は「近年、北朝鮮は任意のタイミング、任意の地点で複数のミサイルを発射し、奇襲的攻撃能力を誇示している」「事前の予告なく挑発行動にでることは否定できない」と指摘した。週末に予定していた沖縄訪問を取りやめ、対応にあたるという。