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自民党議員 待機児童問題巡る発言で波紋

2016年3月18日 21:59
自民党議員 待機児童問題巡る発言で波紋

 待機児童の問題を巡り、自民党の務台俊介衆議院議員が「ある程度、東京に行くとコストがかかり不便だ、としない限りダメだ」と発言したことが、波紋を広げている。民主党の細野政調会長は18日、「筋違いも甚だしい」と厳しく批判した。

 17日に開かれた自民党の会合で、務台議員は「東京への一極集中」の解消を巡る議論の中で待機児童の問題にふれ、「東京を便利にするとますます東京に来て子育てしようとなる。ある程度、東京に行くとコストがかかり不便だとしない限りダメだ」と発言した。

 これに対して民主党の細野政調会長は、18日の会見で「筋違いも甚だしく現実を直視していない。一言で言うと『とんちんかん』だ」と厳しく批判した。また、自民党の谷垣幹事長も「不便にすればいいというわけではない」と不快感を示すなど波紋が広がっている。