電波法や放送法が施行されたことを記念した「電波の日」の式典が１日に開かれ、高市総務相はＩＣＴ（＝情報通信技術）の発展にさらに積極的に取り組む考えを示した。

　「電波の日」記念式典には、放送局や通信会社、関連メーカーなどから約１０００人が出席した。

　高市総務相「ＩｏＴ・ビッグデータ時代の基盤となる５Ｇや、４Ｋ８Ｋ放送を早期に実現し、政府をあげて取り組んでいる『自動走行』など、電波を利用した魅力ある新サービスの実現に積極的に貢献して参ります」

　高市総務相はまた、東京オリンピック・パラリンピックの後を見据えた社会全体のＩＣＴ化を進めるとともに、地方経済活性化や新たな働き方につながる「ふるさとテレワーク」構想を推進する考えを示した。

　式典では、また、審議会の座長などを務め、４Ｋ８Ｋ放送の実現に尽力したとして、須藤修東京大学大学院教授らに大臣表彰が行われた。