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都知事選 民進党は鳥越俊太郎氏擁立の方針

2016年7月12日 14:30
都知事選 民進党は鳥越俊太郎氏擁立の方針

 混迷する東京都知事選挙の候補者選び。民進党は一転してジャーナリストの鳥越俊太郎氏を擁立する方針を固めた。

 鳥越氏は11日になって急きょ、民進党の岡田代表と会談し、出馬が決まった。共産党など野党4党が一致して支援する方向。民進党の東京都連は11日午後の段階では鳥越氏ではなく元経済産業省官僚の古賀茂明氏に立候補を要請していた。しかし、鳥越氏が出馬に意欲を示していることが民進党サイドに伝えられると、同時並行して岡田代表が鳥越氏と会談し、一気に擁立に動いた。結果的に東京都連も古賀氏も執行部の方針を受け入れ、鳥越氏の擁立が固まった。

 古賀茂明氏「今の段階では私も松原都連会長と話をして、鳥越俊太郎さんをみんなで推していこうということで一致しましたので」

 鳥越氏は12日午後2時に立候補の記者会見を開き、その後、午後4時に野党4党の幹事長らが会談し、支援を決めることにしている。

 一方で、野党票が分散することを懸念し、共産党を中心に元日弁連会長の宇都宮健児氏に出馬を断念するよう要請している。しかし宇都宮氏は12日、日本テレビの取材に対して否定的な考えを示した。

 宇都宮健児氏「野党4党の協議の中身自体がまったく密室で行われていて公開の場で行われていない」「(Q出馬の意思に変わりない?)今のところはですね」

 また宇都宮氏は、「鳥越さんは参院選の結果を見て憲法改正に危機感を持って立候補を決意したと聞いているが、改憲と都政は関係ないので納得できない」と話している。

 一方、公明党も幹部が会合を開き、自民党都連が推薦する前岩手県知事の増田寛也氏の推薦を決定した。

 東京都知事選挙にはこのほか、これまでに次の10人が正式に立候補を表明している。

・マック赤坂氏(政治団体代表)
・中川暢三氏(元大阪市北区長)
・桜井誠氏(市民団体代表)
・河野憲二氏(会社員)
・今尾貞夫氏(医師)
・山口敏夫氏(元労相)
・立花孝志氏(船橋市議)
・小池百合子氏(元防衛相)
・山口節生氏(鑑定士)
・高橋尚吾氏(元派遣社員)

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