都知事選 宇都宮氏「出馬意思変わらない」

14日に告示される東京都知事選挙を前に、13日午後、4人の候補がそろって日本記者クラブで会見し、政策を訴えた。一方、動向が注目されている日本弁護士連合会・元会長の宇都宮健児氏は「現段階で出馬する意思は変わらない」と述べた。
元防衛相・小池百合子氏(63)「まずはこれを訴えます。『東京大改革』です。東京の財政を透明化する。オリンピック・パラリンピック、予算の運営が本当に適正に行われているか、改めてチェックしなければなりません」
前岩手県知事・増田寛也氏(64)「東京には課題が山積しています。リーダーが欠けた中で、本当に大きな課題解決ができなかった。一刻も早く課題の解決につとめていくのが必要。3つの不安(子育て・介護・防災)の解消を行うと同時に、同時並行的に、3つの成長戦略(観光産業など)を進めていきたい」
元日弁連会長・宇都宮健児氏(69)「困ったを希望にかえる東京へ。安心して働き、安心して子育てができて、安心して老後が過ごせる東京にしなければならない。つまり都民の福祉の増進というのは、都政の一番大きな役割だと思っています」
ジャーナリスト・鳥越俊太郎氏(76)「大腸がんのステージ4から生還した人間として、これはぜひみなさんに知ってもらいたいと思うので、がん検診の100%達成ですね。がんをとりまく状況を、東京都は全国に先駆けて率先して取り組んでまいりたい」
一方、動向が注目されている宇都宮氏は、会見の中で「現段階で出馬の意思は変わりません」と述べ、意向に変わりがないことを改めて表明した。宇都宮氏をめぐっては、野党票の分散を懸念する声があり、立候補の辞退を要請する動きが出ていた。
14日に告示され、今月31日に投開票される東京都知事選挙には、この他に次の11人が正式に立候補を表明している。
・マック赤坂氏(政治団体代表)
・中川暢三氏(元大阪市北区長)
・桜井誠氏(市民団体代表)
・河野憲二氏(会社員)
・今尾貞夫氏(医師)
・山口敏夫氏(元労相)
・立花孝志氏(船橋市議)
・山口節生氏(鑑定士)
・高橋尚吾氏(元派遣社員)
・山中雅明氏(政治団体代表)
・上杉隆氏(ジャーナリスト)