稲田防衛相は防衛省でオーストラリアのペイン国防相と会談した。両大臣は北朝鮮情勢などをめぐり、両国が安全保障上の連携を一層、強化することが重要だとの認識で一致した。

　日本では初めて、女性どうしの防衛相会談となった。この中で稲田防衛相は、２４日に北朝鮮がＳＬＢＭ（＝潜水艦発射弾道ミサイル）を発射したことなどに触れ、「国際社会の安全に対する重大かつ、さし迫った脅威だ」と強調し、ペイン国防相は、「北朝鮮の脅威に日本が直面している現実を理解する」と応じた。

　また、海洋進出を続ける中国を念頭に、両大臣は、「現状を変更し緊張を高めるあらゆる強制的な一方的行動に対して反対する」と表明し、両国が連携して対応する方針を確認した。