いじめが原因で自ら命を…「どうにかして救いたかった…」あれから8年、命日に献花式
8年前の7月26日、当時2年生の男子高校生がいじめが原因で自ら命を絶ちました。
命日の26日、学校で追悼式が行われました。
式では亡くなった男子生徒の遺族や学校関係者などおよそ40人が花を手向けました。
2016年7月26日、当時高校2年生だった男子生徒は、周南市の櫛ケ浜駅で貨物列車に飛び込み、自殺しました。
山口県教育委員会の検証委員会は生徒によるいじめだけではなく雑用の押し付けなど教職員らによる「いじめに類する行為」を認定しています。
その後、遺族との協定に基づきおととし、学校の敷地内に植樹し記念碑を設置しています。
(生徒の母親)
「わたしとしては昨日のことのように思ったりすることもあってやはり、どうにかして救いたかったという思いは本当に強くめぐってくる命日の日です」
男子生徒の母親を含む学校で子どものいじめや自殺を経験した母親たちは先月、いじめ被害者の相談に乗るなどして支援する「つむぐ会」を立ち上げました。
8月末に茶話会を計画していて今後、当事者や保護者に参加を呼び掛けていくということです。