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菅長官、緊急会見でミサイル発射を強く非難

2017年4月5日 8:58
菅長官、緊急会見でミサイル発射を強く非難

 菅官房長官は5日午前8時過ぎに緊急の記者会見を行い、北朝鮮の弾道ミサイル発射を強く非難し、北朝鮮に対し強く抗議したことを明らかにした。

 菅長官「安保理決議等への明白な違反であります。我が国としてはこのような北朝鮮による度重なる挑発行為を断じて容認できず、北朝鮮に対し厳重に抗議を行い、強く非難しました」

 菅官房長官は、5日午前6時42分頃、北朝鮮の東岸より1発の弾道ミサイルが発射され、数十キロ飛翔(ひしょう)したあと日本海に落下したことを明らかにした。落下したのは日本の排他的経済水域(=EEZ)内ではなく、現時点で周辺の船舶や航空機の被害は確認されていないという。

 政府は首相官邸の危機管理センターで情報を集約するとともに、関係省庁局長級協議を開いて対応を協議した。政府高官は「きちんと飛ばしたと認識している」と話し、ミサイル発射は失敗ではないとの見方を示している。