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北朝鮮ミサイル発射 安倍首相が強く非難

2017年4月5日 10:26
北朝鮮ミサイル発射 安倍首相が強く非難

 北朝鮮が5日朝、日本海に向けて弾道ミサイルを1発発射した。安倍首相は5日午前、記者団に対して北朝鮮のミサイル発射を強く非難した。国会記者会館から青山和弘記者が伝える。

 首相官邸では5日午前10時すぎ現在、国家安全保障会議が開かれている。安倍首相は「安全保障上の重大な挑発行為で断じて容認できない」と語気を強めた。

 「安全保障上の重大な挑発行為であり、そして国連安保理決議に明確に違反し、断じて容認できません。強く非難します」―安倍首相はまた、「今後、さらなる挑発行為も十分に考えられる」として、「国民の生命と財産を守るため万全な対策をとる」と強調した。

 政府高官は今回のミサイル発射について、「きちんと飛ばしたと認識している」と話し、失敗ではないとの見方を示し、政府は分析を急いでいる。

 また、アメリカでの米中首脳会談を6日に控えて北朝鮮がミサイルを発射したことについて、防衛省幹部は「北朝鮮と中国との関係が悪いことは間違いない」として、「米中首脳会談で北朝鮮への対応についてどのような話になるのかが、日本の安全保障にとっても大変重要だ」としている。日本政府には今後、東アジア情勢が緊迫する可能性もあるとして、緊張感も漂っている。