安倍首相は５日朝、記者団に対して北朝鮮のミサイル発射を強く非難した。

　安倍首相「安全保障上の重大な挑発行為であり、そして国連安保理決議に明確に違反し、断じて容認できません。強く非難します」

　また安倍首相は「今後、さらなる挑発行為も十分に考えられる」として、「国民の生命と財産を守るため万全な対策をとる」と強調した。

　また、首相官邸では午前１０時から国家安全保障会議が開かれ、情報の分析にあたった。菅官房長官は会見で「現在までのところ被害の報告はない」と述べた。また、今週、米中首脳会談が開かれることから「アメリカと様々なレベルで極めて緊密に連携を行っている」と話した。

　一方、ミサイルの飛距離が短かったことについて、防衛省幹部は「他国への威嚇というより実験的な意味があったのではないか」と分析している。日本政府には今後、東アジア情勢が緊迫する可能性もあるとして緊張感が漂っている。