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通常国会閉会で安倍首相が会見「深く反省」

2017年6月19日 21:51
通常国会閉会で安倍首相が会見「深く反省」

 通常国会の閉会を受けて安倍首相は19日夜に会見し、森友学園や加計学園の問題など「政策と関係ない議論に多くの審議時間が割かれた」と国民に陳謝した。

 安倍首相「この国会では、建設的議論という言葉からは大きくかけ離れた批判の応酬に終始してしまった。政策とは関係のない議論ばかりに多くの審議時間が割かれてしまいました。国民の皆様に大変申し訳なく感じております。(野党の)印象操作のような議論に対して、つい強い口調で反論してしまう、そうした私の姿勢が結果として政策論争以外の話を盛り上げてしまった。深く反省しております」

 その上で安倍首相は、「国民から信頼が得られるよう、冷静に丁寧に説明する努力を積み重ねていかなければならない。その決意を新たにしている」と強調した。

 問題視された政府内の文書管理のあり方については「国民への説明責任を全うする上においても、重要なインフラだ」として「公文書管理の質を高めるため、不断の取り組みをしっかりと進めていく」と述べた。

 また安倍首相は、「人づくり革命を断行し、日本を誰にでもチャンスがあふれる国へと変えていく」と述べ、人材育成などの具体策を話し合うための有識者会議をこの夏に立ち上げることや、担当相の設置を検討する考えを表明した。