自民党の憲法改正推進本部は幹部会を開き、安倍首相が憲法９条に自衛隊の存在を明記する方針を表明したことを受け、年内に具体案をとりまとめることを目指し、本格的な議論を始めた。

　自民党の憲法改正推進本部は２０日に幹部会を開き、自衛隊の存在を憲法に明記することについての本格的な議論を開始した。２１日に全ての議員を対象にした全体会合も行い、幅広く意見を求める考え。

　また、今後、安倍首相が党所属議員に対し憲法改正に対する考えを説明する機会も設ける方向で調整することになった。

　推進本部では、年内に、党としての憲法改正の具体案をとりまとめたい考え。

　安倍首相は２０２０年に新憲法施行を目指す方針を表明していて、憲法９条の１項２項を残した上で、自衛隊の存在を明記する考えを示している。