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再生医療を続ける7歳 りおなちゃん手術を前に新たな挑戦も……語学を勉強 “夢”は家族旅行『every.16時特集』

2024年8月4日 7:12
再生医療を続ける7歳 りおなちゃん手術を前に新たな挑戦も……語学を勉強 “夢”は家族旅行『every.16時特集』
こどもとおもしろいを広げよう、日テレこどもウイーク。every.が密着取材してきた、りおなちゃん。7歳の現在、胸から下に麻痺がありリハビリや治療を続けるなか、再び手術を受けることに。その手術を前に、りおなちゃんは人生で初めての挑戦をしていました。

■“密着取材”から1年…成長と挑戦

りおなちゃん
「もしかしてさ、パパってこんな状態のママにご飯作ってもらうの待っちょる??」

父 裕一さん
「…うん」

りおなちゃん
「ええっ~いやさぁせめて1日ぐらいは代わってあげようと思わんの!?」

父 裕一さん
「思とる」

りおなちゃん
「思とるなら作れよ…」

パパにキツ~イツッコミをするのは、りおなちゃん、7歳。SNSの登録者数が約145万人という人気者です(YouTube「ちいりおちゃんねる」より)。

日頃の生活は車椅子。every.は、2023年の春から密着取材を続けています。

6月、りおなちゃんは新たな挑戦をしました。

りおなちゃん
「いよいよ結果発表、すごいドキドキ…でも楽しみ」

その結果に、思わず、涙…。

■再生医療を続けてある“変化”が

りおなちゃんは2歳半の時、背骨が左右にわん曲し、ねじれをともなう側弯症(そくわんしょう)と診断されました。

4歳半で急激に進行したためリスクを承知で手術を行います。側弯症の進行は止まりましたが、手術中に脊髄を圧迫したためか胸から下に麻痺が残りました。

2023年から取り組んでいるのが、再生医療。培養した自分の幹細胞を体に戻し、同時にリハビリを行って脊髄などの損傷の回復を目指しています。(脳梗塞・脊髄損傷クリニック 提携大阪院 福永記念診療所/大阪市)

この1年間続けていた再生医療に、ある変化がありました。これは、綿棒を使って体のどこまで感覚があるのか確かめる検査。

診療所スタッフ
「コショコショってされたら教えてね。これは?」

りおなちゃん
「さわってない」

診療所スタッフ
「これは?」

りおなちゃん
「さわった」

診療所スタッフ
「おーすごいね!いいね、徐々におりてきているね」

以前よりも感覚が戻ってきているといいます。

貴宝院 永稔 医師
「だいぶ伸びてきたね」

「(以前は)胸のあたりもわからなかったのが、おへその上くらいまで感覚がわかるようになってきている」

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■一歩ずつ確かな “手応え”も