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高速道路の逆走防止 国交省に対策徹底要請

2017年7月7日 23:52

 総務省は7日、全国の高速道路の逆走防止対策が不十分だとして、国土交通省に対策を徹底するよう求めた。

 高速道路の逆走は年に150件から250件ほど発生し、4、5件に1件の割合で事故が起きるため、国交省などは目立つ標識や道路標示をつけるなどの対策工事を行っている。

 総務省行政評価局が実際に車で通るなどして調べたところ、対策工事の後も逆走が起きている箇所があり、標識をつける位置の改善などを国交省側に求めた。

 行政評価局はさらに、高速道路から一般道への出口は地元自治体と協力して対策を進めることや、降りるつもりだった出口を通り過ぎてしまった場合、次の出口で料金所に申し出れば、追加料金なしで引き返せることを積極的に広報するなどの改善策を示し、対策の徹底を求めた。