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中国海警局の船、青森沖の領海内に侵入

2017年7月17日 22:42
中国海警局の船、青森沖の領海内に侵入

 中国海警局の船が17日、青森沖の領海内に侵入したことがわかった。この海域で侵入を確認したのは初めて。

 第2管区海上保安本部によると、17日午前、中国海警局所属の船2隻が青森県艫作崎沖の領海内に侵入するのを、海上保安庁の巡視船が確認したという。

 その後2隻は一度領海を出たが、津軽海峡の竜飛崎沖の領海に再び侵入したという。この海域で侵入を確認したのは初めて。

 中国海警局の船をめぐっては、17日、沖縄・尖閣諸島の接続水域でも航行が確認されているほか、15日には長崎・対馬沖と福岡・沖ノ島沖の九州北部の領海にも初めて侵入している。

 相次ぐ中国海警局の船の領海侵入について外務省は、国際法では安全を害さなければ領海を通過できる『無害通航権』が認められているため、中国側に対して『抗議』ではなく航行の意図を確認する『関心の表明』を行っている。