“隠ぺい了承”と報道 稲田防衛相が否定
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南スーダンに派遣されていた部隊の日報をめぐる問題で、黒江事務次官ら防衛省幹部が今年2月に集まり、日報を保管していた事実を公表しない方針を確認していたことが明らかになった。一方で、稲田防衛相はこの件について報告を受け、了承したとの一部報道を改めて否定した。
この問題は、南スーダンに派遣されていた部隊の日報について、当初「廃棄した」としながら、実際には陸上自衛隊が保管していたもの。
防衛省幹部によると、今年2月15日に、防衛省の黒江事務次官や陸上自衛隊の岡部幕僚長ら防衛省幹部が集まり、日報を保管していた事実を公表しない方針を確認したという。
一方で、稲田防衛相は19日、同じ2月15日に岡部幕僚長らと断続的に日報問題をめぐる国会対応について打ち合わせをしていたことは認めた。しかし保管していた事実を公表しない方針を伝えられ、了承していたとの一部報道については、改めて否定した。
この問題をめぐっては防衛監察本部が調査を行っており、今月中にも調査結果が公表される見通し。