「日本ファーストの会」第三勢力となるか?
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7日に設立が発表された「日本ファーストの会」は今後、第三の勢力となるのか。国会記者会館から富田徹記者が伝える。
■「日本ファーストの会」に対し、与野党は
若狭議員の背後には小池都知事の存在がちらついているだけに、与野党共に今後の展開を注意深く見守っている状況。
自民党・二階幹事長「多少影響がないとは言えないでしょうが、自民党は自民党らしく懸命に努力をしてまいりたい」
安倍政権の支持率が低迷し、民進党の混乱も続く中で、与野党が最も恐れているのが新たな「受け皿」が誕生すること。自民党内では東京都選出の議員を中心に警戒感が強まっていて、「準備が整う前に手を打つべきだ」として早期の解散を口にする議員もいる。
一方の民進党も幹部の1人は、新党合流を目指して「ボロボロと離党者が出るようだと厳しい」と話している。
■本当に新党結成が実現できるのか
そこはまだ、全くの未知数。
その理由の一つは小池知事の真意がはっきりしないこと。小池知事の周辺は「若狭氏と連携するつもりはない。今、国政は全く考えていない」と話すなど、極めて慎重。
二つ目の理由はこの新党が何を目指すのか見えないこと。ある自民党議員は「離党議員の寄せ集めでは政治不信を生むだけ」と冷ややか。
新党結成を目指す別の議員は「政策なしで小池人気に頼ろうとしてもすぐにバラバラになる」と話していて、今後どこまで広がりをみせるかが焦点となる。