安倍首相は９日午後、長崎市で記者会見し、「役所の原稿を朗読する」などと発言した江崎沖縄・北方担当相について、「緊張感をもってほしい」と述べ続投させる考えを示した。

　安倍首相「江崎大臣には今後一層緊張感をもって、職務にあたってもらいたいと考えています」

　安倍首相は今回の再々改造内閣を「仕事人内閣」と名付けているが、江崎沖縄・北方担当相の「役所の原稿を朗読する」などの発言に対して野党からは「国会軽視」との批判が出ている。

　また、江崎沖縄・北方担当相は８日、オスプレイの墜落事故に関連し「日米地位協定を見直さないといけない」と異例の発言をし、政府全体の方針と一致するのか真意を問う声があがっていた。

　これらに対し安倍首相は「江崎大臣においては、昨日から早速沖縄を訪問し、担当大臣として積極的に仕事にあたっていただいている」と擁護し、交代させる考えはないことを強調した。