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枝野氏「選択肢はいろいろ」新党結成に含み

2017年10月1日 22:28
枝野氏「選択肢はいろいろ」新党結成に含み

 希望の党への合流に反発し、民進党内で新党結成の動きが加速している。前原代表と会談した枝野代表代行は、「選択肢はいろいろある」と述べ、新党結成に含みを持たせた。

 民進党・枝野代表代行「(前原代表から)状況をお聞きしたところですので、その評価とか受けとめについて申し上げない方がいいと思います。選択肢というのは、いろいろなものがあり得るというのは一貫して変わっていません」

 新党構想はリベラル系の前議員が参議院議員と共に進めている。前議員らは前原代表にまず民進党公認候補として出馬を認めるよう求め、認められない場合は、離党して新党を立ち上げることを検討している。

 こうした中、候補者の調整が続いていて、希望の党は2日か3日に民進党の前議員も含め、第一次公認を発表する方向。公認されない前議員も出てくるが、執行部は現段階では民進党からの出馬は認めない方針で、党の分裂は避けられない情勢になってきている。

 一方、立候補予定者への説明会に姿を見せた小池代表は、希望の党としての公認は安全保障関連法に対する考えなど政策の一致が前提だと改めて強調した。

 希望の党・小池代表「前原代表との間で(政策の一致が前提と)私は冒頭から申し上げていることで、それは(民進党内の)コミュニケーションの問題ではないかと思います」

 こうした中、与党側は批判を強めている。

 菅官房長官「政策はまったく合議されていない。これはまさに選挙目当ての数合わせと言われたってしょうがないことでしょう」

 また、公明党の山口代表は、合流を決めた民進党について「政権を担う準備もない、新しい政党の顔をしても任せられるはずがない」と述べた。

 また、共産党の穀田国会対策委員長は、「排除の論理をとっているので連携はしない」と希望の党との連携を否定した。