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オスプレイ事故率 海兵隊全体平均上回る

2017年11月8日 21:11
オスプレイ事故率 海兵隊全体平均上回る

 防衛省はアメリカ海兵隊の輸送機、オスプレイの最新の事故率が海兵隊全体の平均を上回ったことを明らかにした。

 防衛省が発表したアメリカ政府の情報によると、ことし9月末時点でのオスプレイの10万飛行時間あたりの重大事故の件数は3.27で、他の機種を含めた海兵隊全体の平均2.72を上回った。

 防衛省は「整備や操作のミスなど機体以外の要因で発生する事故もあるので、事故率はあくまで目安の1つ」と主張した。そのうえで「機体の安全性に問題があるとは認識していないが、引き続きアメリカ側に安全面の配慮を求めていく」と説明した。

 アメリカ海兵隊のオスプレイは去年12月に沖縄県沖で不時着・大破した他、ことし8月にはオーストラリア沖で墜落するなど事故が相次いでいる。